美容婦人科

相談しにくいバストや女性器のお悩み

バストのお悩み

陥没乳頭

バストのお悩み乳頭が凹んでいて表面に突出していない、乳頭の先端がくぼんでいる、くぼみにカスが溜まってしまう、などの状態を陥没乳頭と言います。
女性の10〜20%が先天性の陥没乳頭を持て持って生まれており、無症状で成長と共に自然に改善することが多いため、ほとんどは思春期または青年期までは治療せずに様子を見ます。しかし思春期以降も症状が持続し、今後の妊娠の可能性がある場合や、整容上の理由で矯正を希望される方も多くいらっしゃいます。陥没乳頭は重症度により治療法が異なります。指でつまみ出すと簡単に乳頭が出てくる軽度のものは、吸引機など保存的治療で治ることがありますが、数ヶ月続けても乳頭が出てこない場合や重度の方は手術を行います。
妊娠の可能性がある方の手術では、授乳に必要な乳管を切らないように気をつけながら乳頭が出るようにします。40歳未満で今後授乳の予定がある方や、陥没乳頭が原因と思われる乳輪下膿瘍を繰り返す場合など、保険適用となる場合がありますので、お悩みの方はご相談ください。

陥没乳頭の重症度
  • Grade 1: 簡単に徒手的に整復できるが、いずれ元にもどる
  • Grade 2: ピンセットなどで整復できるが、離すとまた陥没する
  • Grade 3: 手術によらなければ乳頭は出てこない

乳頭の手術について(乳頭形成)

乳頭縮小

遺伝や妊娠・授乳などが原因で肥大した乳頭を小さくする目的で行う手術です。乳頭の高さや幅を調整し、乳輪とのバランスを整えることが可能です。乳管機能を残し授乳への影響がないように行う術式を選択できるため、今後妊娠出産を検討されている方でも手術を行うことができます。
乳頭の高さ、幅を改善する方法を組み合わせる事でご希望の乳頭を形成いたします。

治療時間 30分〜1時間
麻酔 局所麻酔
ダウンタイム 抜糸まで5~7日、大きな腫れは1週間、内出血の可能性有り
入浴/シャワー 翌日よりシャワー可、入浴は抜糸後より可
注意事項 血行が良くなることは抜糸まで禁止
リスク・副作用 術後変形、再発、乳頭下血腫、乳頭壊死、皮弁壊死、内出血、感染乳管断裂(短縮解除のため部分的に必発)など

女性器のお悩み

女性器のお悩みデリケートゾーンは外側の部分を大陰唇、その内側を小陰唇と呼び、形やサイズは個人差があります。
一般的に大陰唇から小陰唇がやや露出する程度なら正常な大きさですが、下記のようなお悩みがある場合は小陰唇が大きい可能性があります。

  • 見栄えが気になる
  • 自転車に乗るときに不快
  • 下着やズボンをはくと擦れる感じがある
  • 左右で大きさが違うことが気になる
  • 汚れがうまく取れず臭いが気になる

人と比較したり相談したりすることも難しい箇所であるが故に、悩んでいる方は非常に多くいらっしゃいます。 小陰唇のはみだしてしまった部分や黒ずんでしまった部分を切除することで、痛みや擦れなどといった症状から解放されるだけでなく、性的なコンプレックスの解消とQOLの向上にも繋がります。
もし、一人でお悩みのようでしたら当院にご相談ください。

女性器の手術について(小陰唇縮小)

大陰唇からはみ出た小陰唇や黒ずんだ部分を、患者様から大きさや形などご希望をしっかりと伺った上で切除し、形を整えて縫い合わせていきます。自然な仕上がりになるよう手術いたしますので、擦れなどの症状がなくても形にお悩みの方にお勧めの方法です。

治療の流れ

1カウンセリング・デザイン

担当医師が診察とカウンセリングを行い、患者様のご希望を伺った後、術後のイメージを自然な見栄えになるようにデザインします。
その際、施術の説明も合わせて行いますので、気になることがありましたら、遠慮なくお尋ねください。

2手術当日

マーキング

カウンセリングの際にデザインした形になるように、手術用のペンで手術箇所をマーキングいたします。

麻酔、手術

手術は基本的に局所麻酔にて行います。ご希望の方は笑気麻酔を併用可能です。
麻酔の効果を確認後、マーキングした箇所に沿って皮膚を切除していきます。

3縫合

傷痕を綺麗に仕上げるため、丁寧に溶ける糸で中縫いを行います。ドクターの判断で必要に応じて表面を抜糸が必要な糸で縫合します。
抜糸が必要な場合は1週間後に経過観察と抜糸にご来院いただきます。

 

注意点

手術は原則的に日帰りの手術となり、入院の必要はございません。 なお、妊娠中や授乳中の方は手術をお断りしております。予めご了承ください。
また、手術による出血か経血の判断が難しいため、手術予定日に月経が始まった際は手術を延期させて頂きます。

小陰唇縮小のリスク、副作用、合併症

小陰唇縮小手術は、腫れ、赤み、出血、痛み、血腫形成、感染、かゆみなどいくつか副作用やリスクがあります。

腫れ

手術部位が腫れる場合ありますが、1~2週間あるいは1ヶ月前後で和らいでいきます。
腫れがある間は飲酒を控えてください。

入浴

シャワーは翌日より可能ですが、入浴は2週間はお控えください。

出血

稀ではありますが、手術後の出血が続く場合があります。
ナプキンが少し汚れる程度の出血は数日続くことがあるので、汚れても良い下着とナプキンをご使用ください。
ただし、生理の多い日程度の出血が続く場合は、止血などの処置が必要な場合もありますので速やかにご連絡ください。

左右差が生じる

形や大きさが自然になるようにデザインしておりますが、元々手術した箇所に左右差が見られた場合は仕上がりに影響がでることもございます。
どうしても気になる際は、再手術可能ですのでお申し付けください。

傷が開く

細心の注意を払って手術創を縫合しております。通常3日ほどで塞がりますが、感染や血腫などが原因で稀に傷口が開く場合もあります。
その際は再縫合いたしますので、ご連絡の上ご来院をお願いいたします。

治療における注意点

  • 問診時に普段使われているお薬についてお伺いしますが、それ以降に市販薬や新たに処方薬を服用した際はご連絡ください。
  • 手術当日はご自身の運転での来院はご遠慮して頂き、ご家族による送迎もしくは公共交通機関を利用してお越しください。
  • 血流が増すことで出血のリスクが高まり、こすれなどで傷が開くリスクがあるため、術後は腫れが引くまで最低でも2週間は激しい運動はお控え頂き、経過を見ながら運動量を増やして頂くようお願いします。

その他、不明な点や、気になることがございましたらご相談ください。