当院ではファーストピアスを開けることもできますが、裂けてしまったピアスの穴を治す治療も行なっています。
耳たぶの端ギリギリにピアスホールを開けてしまったために耳たぶが裂けてしまったり、ピアスが引っかかってピアスホールが裂けてしまったり、重いピアスをつけていて穴が下に伸びてしまったなど、耳たぶのトラブルを抱える方は意外に多いですよね。
そんなお悩みも、形成外科のちょっとした技術を使えば治すことが可能です。
こちらは2箇所のピアスホールが切れてしまった症例。
耳垂裂手術という手術を行いました。手術は局所麻酔の注射をしてから行います。
1箇所につき20分程度の手術時間ですので、両方の耳たぶに傷がある場合は一気に行うことも可能です。
ピアスが裂けてしまった傷の場合は保険は効かないため、自費治療となります。(耳垂裂手術:1部位¥66,000)
デザインは単純に縫合する方法もあるのですが、
傷を滑らかにするためw形成、Z形成などの形成外科で使う技術を用います。
抜糸は5日から1週間後になります。
それまではご自身で軟膏を塗布する処置をしていただきます。
術後5日目の抜糸前の状態です。傷はとても細い糸を使って縫っています。
その下の写真は術後5日の抜糸後の写真です。裂けた耳たぶが元の形に戻りました。
抜糸後1ヶ月から3ヶ月の間は傷が赤くなり、半年くらいかけて傷が白く目立たなくなっていきます。耳たぶの傷はケロイドと言って傷が赤く盛り上がってくることがあるのでテーピングをしていただく指導をさせていただいています。
耳たぶの傷にお悩みの方はご相談ください。
◉ 耳垂裂手術 : 1箇所¥66,000
【起こり得る合併症】
内出血、出血、腫れ、赤み、血腫、感染、
創治癒遅延、創離開、段差、陥凹変形など